入学式 新入生代表の言葉

在校生代表の生徒会長による「歓迎の言葉」に続き、新入生代表者が「新入生代表の言葉」を述べました。

おだやかな日差しに、いつしか春の訪れを感じるようになりました。新しい季節の始まりとともに、私たちの新しい生活が始まります。

 本日は私たちのために、このような素晴らしい入学式を開いてくださり、本当にありがとうございます。大きな希望と期待に満ちあふれ、今朝、制服にそでを通した私たち全員の心には、まるで、私たちの門出を祝ってくれているかのように、春の風の中で桜の花びらが舞っています。どんな中学校生活が待っているのか、本当に楽しみです。

 先月、私たちは小学校を卒業しました。コロナ禍での小学校生活はいろいろなことに制限がありましたが、その中でもみんなで工夫し、力を合わせれば、困難を乗り越えることができると学びました。

 先日、私が生まれた年に起こった、東日本大震災の映像をテレビで見ました。当時の映像を見ると、本当にこのような大変なことが起こったのか、信じられない気持ちになりました。その中で、様々な被災者の方のインタビューを見て、助け合うことはもちろん、これから始まる新しい生活の中でも、今自分がここにいる幸せ、生きていることに対する感謝を忘れない中学生になりたいと思いました。

 コロナウイルスとの関わり方も変わる中で富岡中学校の生徒となる私たちは、多くの楽しい毎日に心を弾ませていますが、全く不安がないわけではありません。勉強に運動も大変になり、より苦手なことにチャレンジする機会も増えると思います。ただ、これまでの学びを生かし、楽しいことも辛いこともこれまでと同じようにともに助け合い、力を合わせ、自主性を持って取り組んでいくことで、より多くの学びを得て、私たちは大きく成長できると信じています。

 最後になりますが、校長先生をはじめ、先生方、先輩方、そして地域や保護者の皆様方、これからの三年間、私たち新入生一同は、歴史と伝統ある富岡中学校の生徒であることに誇りと責任を持ち、ともに助け合い、切磋琢磨しながら、皆さまへの感謝の気持ちを忘れずに、これからの中学校生活が住したものとなるよう日々努力していきたいと思っています。これからどうぞよろしくお願い致します。

                 令和五年 四月十日   新入生代表