入学式 歓迎の言葉

入学式では、在校生代表として生徒会長が新入生に向けて「歓迎の言葉」を伝えました。

『歓迎の言葉』

「心地よい風が吹き、春の暖かさを感じられる季節のなりました。今日から中学校生活の第一歩を踏み出す新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。在校生一同、心よりお祝い申し上げます。

 さて、小学校生活を終えた皆さんは、今日から中学校という新しい階段を登り始めます。中には、新しい生活に期待で胸を膨らませている人もいれば、眠れない程、不安な人もいるでしょう。けれども、安心してください。この富岡中学校では、たくさんのかけがえのない仲間に出会います。新しい友達や先輩、そして先生方。今、皆さんが感じている不安は、実は私たちが、入学したときにもありました。しかし、今となっては互いの存在が大切なものとなっています。だから、勇気を振り絞って、まずは隣の人に話しかけてみてください。一歩を踏み出すと、きっと不安は和らぎます。

 中学校生活では、勉強や行事、部活動など挑戦できる機会がたくさんあります。勉強では年五回、中間テストと期末テストという大きな復習テストがあります。どの教科も小学校の頃より専門的な内容になりますが、その一方でたくさんのことを知ることができ、日常生活が楽しくなると思います。また、行事では、クラスが競い合う体育祭や富岡中の特徴といえる松の木祭などがあります。学年別にも異なる行事があり、1年生は白銀の世界へ行くスキー教室、二年生の修学旅行では、日本の古都、奈良京都に行きます。そして部活動がもうすぐ始まります。日頃の練習を経て、大会やコンクールなどに出場、出品する機会など部活動の種類により様々ですが、何よりも、部活を楽しむ気持ちを持つことが大切です。

 これまで、富岡中学校の特色について紹介をしてきましたが、本当に楽しい時間というものは、自分が一歩踏み出すことで作り出せるものだと思います。委員会活動に名乗りを上げ、仕事を工夫してやることや、部活を一生懸命に練習すること、体育祭で声を出して応援することなど、どんなに小さなことでも一生懸命にやってみてください。そうすることで、きっと、富岡中学校で過ごす三年間が、一人ひとりにとって、一生の宝物になると思います。私たちと一緒に、充実した中学校生活を送りましょう。

 ようこそ、富岡中学校へ。本日は、ご入学おめでとうございます。

        令和五年 四月十日 

                  在校生代表 生徒会長